清の建物で、市指定文化財である。南宋に建てられ、外の廊下、台門、本屋、後ろの建物から構成されている。宋の建炎時期（1127―1130）に、宋の杜愷将軍は宋高宗を寧波に護送した後、病気でこの廟に泊まった。当時、廟内に二頭の安南(現ベトナム)の珍獣が将軍の左右を伴っていて、杜将軍が病死した後、二頭の珍獣も死んだという。淳祐元年（1241）に、明州には大きな急性伝染病が発生した。杜将軍は珍獣を抱えて霊力を見せ、急性伝染病を抑制した。民衆は彼の恩恵に感謝するため、祠を建て、そして正門に生き生きとした二尊珍獣の彫塑を立てた。南宋宰相史浩が官になったあと、史氏一族の家族廟になった時もある。明の万暦と清の乾隆年間に再建され、1999年に再び修理し、現在は「寧波八行文化陳列館」に変わった。